可愛い真里ちゃんと恐い千恵さん・後編

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2019-05-02

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火曜日になった。
火曜日も当然のように残業だった。
そして千恵さんも・・・。

2人以外には誰もいなくなり、7時を過ぎた頃、千恵さんはこちらに向かって歩いてきた。
そして俺の後ろで止まった。
俺は色んな意味でドキドキしていた。

すると昨日と同じように、「お疲れさま~」と言って肩を揉んできた。
ここまでは何の問題もなかったが、やはり会話がぎこちなかった。
当然俺から話しかけることはできなかった。
千恵さんとの昨日の出来事に加え、最後に言われた言葉が忘れられないのだ。

少し沈黙が続いた。
千恵さんがその沈黙を破って言った。

「ねぇ・・・お願いがあるんだけど・・・」

(お願いって何だろう・・・『真里ちゃんと別れて』とか?)

ビクビクしていた。

「何?俺にできることだったら・・・」

俺は答えを返した。

「私にもマッサージして欲しいんだけど」

そんなことか。


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