出会い系もいいかも知れない

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2005-04-03

2001年、世間は二十一世紀だというのにオレは腐っていた。

先にオレの環境を説明すると、家族構成は両親と弟と愛猫が沢山。家は自営業の居酒屋でオレは店を毎日手伝っていた。弟は家から二駅先の工場に就職していた。

毎日食う寝る店手伝いの繰り返し、楽しみといえばゲームと漫画ぐらい。典型的なヲタ丸だし。腐っていた、というのはそんな有様でもいいと自分で自分を腐らせていたんだと思う。

それでもただ一つの憧れがあった、

「恋愛」

憧れがないやつなどいない、人は常にそれを求めるものだ。でもどうすればいいか分からない。友達に「オレは店のせいで出会いがなくて」とぶざまな言い訳をする。まさに腐った馬鹿だ。

そんな悶々とした日々を過ごしていたある日、中学からの友達に彼女が出来た。
こいつの名はB。中学の時同じクラスに中村という姓が二人いて中村A中村Bとあだ名されたのが由来だ。

でこのB、お世辞にもカッコいいとはい

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