屈強な男たちによって殴られ、蹴られ、髪の毛を持って引きずり回され

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2014-04-14

 アダルトビデオ(AV)に出演するのは本人の自由なんだから、演技なんだから、そこに人権侵害なんてあるわけがない、と思われています。
 
 しかし、ある有名なAV制作会社が出演女性にひどい虐待を加え、重大な傷害を与え、監督や会長などの主要な関係者に最高で懲役18年の実刑判決が下された事件が実際に起きています(判決は2007年)。これは商業ポルノでの制作被害が裁かれた珍しい事例ですが、ほとんどは被害届も出されず、裁判にはなりません。
 
 『強制子宮破壊』や『水地獄』という同社のシリーズでは、一人の女優に数十人の「男優」が襲いかかって次々とレイプする、漏斗を使って女優に大量のアルコールを流し込む、いやがる女性の顔を水の中に何度もつけて窒息させる、等々の暴行を加えました。これらの出演女性は撮影後、ひどいPTSDの症状に悩まされ、水地獄の被害者の場合、お風呂にさえ入れなくなりました。
 
 このような暴力AVが広がるきっかけとなったのは、1990年代に出されたバクシーシ山下監督による『女犯(にょはん)』というAVシリーズです。その中

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