姉ちゃんからの誕生日プレゼント
2013-11-16
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「◯◯~?いるー?」
いきなり、ドアの外から姉の声が聞こえたかと思うと、ドアのノブがガチャリと回った。
俺は慌てて、ノートパソコンを閉じて、ずり下げていたズボンを上げる。
「ちょ、ちょっと待って。今取り込み中で・・・」
俺に構わず、姉は部屋の中に入ってきた。
「な、何だよ、姉ちゃん。いきなり入って来るなよ」
「ウフフッ。どうしたの?そんなに慌てちゃって。何してたの?」
「べ、別に・・・。ちょっとネットで調べ物してたんだよ。それより、何だよ、急に。何か用?」
「そんな冷たい言い方しなくたっていいじゃん。お姉ちゃんね、◯◯に渡したいものがあるんだけど」
「何だよ、渡したいものって」
「ジャーンッ!はい。これっ!◯◯ッ。お誕生日おめでとう!」
「あっ、そうか。今日、俺の誕生日だったっけ?すっかり忘れてた」
「もうっ。自分の誕生日忘れちゃうなんて、あり得なくない?」
「今さら、誕生日なんてどうだっていいよ。親父