伊豆の踊り子
2005-12-28
スーパービュー踊り子で行きは東京から向かったのよ。わざわざ行きの交通機関から書くのは、個室を取ったからなんだ。二両あるグリーンのうち、四人スペースの個室を予約しておいた。もちろん二人で利用。
内側から鍵はかからないけどカーテンが通路側にもあって、窓のカーテンも閉めてしまえば完全な密室の出来上がり。
彼女には個室の事は伏せておいたから、当然のように大はしゃぐ。すご~い!の連発。
向かい合わせに座って、電車もそろそろと出発!
私が東京側、彼女が熱海側に座って、長~い旅行がスタートしたんだ。
窓の外はまだ都会のありふれた風景。通路側だけカーテン閉めて、行き先を内緒にしたまま電車は進む。二週間ぶりに逢うので、積もった話をしながらたまに視線が絡まる。指も絡まる。沈黙も混ざる。決まっていつも冷たい彼女の手を取り、ますはキスでも…
ガチャリと音がして、彼女と同年齢と覚しき乗務員登場。
おしぼりと無料の飲み物のオーダーを取りに来