おもちゃ箱
2010-09-05
子供の頃、夏休みになる度に母方のばあちゃんちに遊びに行ってた。
ばあちゃんちは、車で2時間くらいの山の中の集落。
じいちゃんはとっくに死んでて、一人暮らし。近くにおばちゃん夫婦が住んでて面倒見てた。
俺が遊びに行く度に、ばあちゃんは喜んでくれて、あれこれご馳走してくれた。
俺専用のおもちゃ箱が置いてあり、プラスチックの野球セットとか虫かごとかが入ってた。
「すぐ遊べるようにおもちゃ洗っといたよ~」ばあちゃんはニコニコしながら言ってた。
すぐ裏手が山だったので、カブトムシなんかもたくさんいて、ばあちゃんちは結構お気に入りの場所だった。
でも、それも小学校高学年まで。
学校の友達と遊んでたほうが楽しいし、まして中学に入れば部活もあったし、
自然とばあちゃんち訪問は夏休みの行事から消えていった。
最後に入ったのは小5のときだっ