姉との思い出 その2 「姉の涙の意味」

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2014-01-20

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ここからは少しシリアスになりますが、姉との奇妙な関係についてです。

実は、私と姉とは血が繋がってはいないのです。

私はお袋の再婚によって、一度に親父と姉が出来たのです。
つまり、姉は親父の連れ子で、私はお袋の連れ子なのです。
ただ、両親の再婚の時期が、私がまだ幼稚園に通っていた頃ですから、ほとんど意識せずに親父と姉を、本当の親父や姉として受け入れることが出来たのです。
姉が最初に家に来たときから、私は姉の後ばかり追っかけていました。
ほとんど『金魚の糞』状態でした。

元来、泣き虫で身体の小さい私は、何かあるとすぐに助けてくれる姉が好きでした。
いじめられたりしていると姉が飛んできて「弟に何するの」と言って相手をやっつけてくれていました。
そして、姉はいつでも私の頼みや願いを叶えてくれていました。
姉の方は私のことを本当の弟でないことを意識していたようです。
だからこそ、本当の弟以上に可愛がってくれたのです。

私が姉を


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