運命の路地裏
2006-04-24
6月後半、蒸し暑い日が続いていた。もう夏だ。
S女学院。
「あ~だるいよ~暑いよ~。」
教室の窓際でだれている少女、山本千尋16歳、高校1年。
「千尋だれすぎだよ~脚開きすぎ、パンツも見えてるよ、ブラウスもボタン開けすぎ、ブラも見えてるよ。」
友達の佐々木真由が話しかける。
「だって暑いの苦手なんだもん!女しかいないんだし下着くらい別にいいよ。」
「まったく~外でしたら襲われるからねぇ。」
真由は優しいのだが心配性すぎるところがある。
しかし、このあと真由の心配が現実のものとなることを、まだ誰も気づいてなかった。
放課後。
「千尋ー?帰ろー。」
部活を終えた真由が教室に来た。
「ま~ゆ~助けて ここわかんないよー」
千尋は居残り中。
「あんたまた居残り・・・あきれたよ~今日うちでビデオ見るんでしょ?あたし先に帰ってるから終わったら来なよ。」
「はぁ~い」
し