約束とは風化するもの

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2011-12-16

中学のとき、俺には彼女がいた。比較的可愛かったし、趣味も合った。何より一緒に居て楽しかった。学力も同じくらいだったので、同じ高校へ行った。
初めてキスをしたのは中学の卒業式の打ち上げのとき。先生同伴のファミリーレストランで食べていたら男子トイレの個室に呼び出された。
「こーゆーのって、なんだかドキドキするよね」
そう言って、何度も唇を重ねた。子供のキスしか知らない俺に、彼女は舌を思い切り絡ませた。初めての感覚で、俺はまともに立つこともままならずだらしなくよだれを垂らしまくっていた。
「ど…どう?雑誌とかで見た感じにやってみたんだけど、気持ちよかった…?」
俺はひたすら首を縦に振った。
「エッチは…高校に行ってからしよ?」そう言って彼女は俺の頬に「子供のキス」をした。

高校に入って一ヶ月程経った頃、彼女の両親が旅行に行き家を開けるときが来た。俺は彼女の家に呼ばれ、セックスした。
「私達、ずっと一緒だよね」「幸せ…」そんな風に、互いの愛を確かめ合いながら。


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