うつろいゆくもの…
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10年ほど前の話…。
私には年上の銀行員の彼氏がいました。でも仕事は夜遅くまでかかったり出張で会えなかったりで悶々とした日々を送っていました。
ある日、小遣い稼ぎでやっていたスーパー銭湯の清掃のパートに出かけると新しいバイトの男の子で2コ下の(秀雄)5コ下の(裕平)を部長に紹介されました。
外廻りと内廻りに別れ、初めは秀雄と東駐車場へ見廻りに行きました。普段はやる気がない秀雄は草むらでエロ本を見つけると途端にテンションがあがり、先輩の私にもタメ口で話し、しかも100kgを超えそうな弛んだ体で生理的に嫌いなタイプです…。
そして次の日は裕平と内廻りの日、まだ17の裕平は年の割に落ち着いていて、でも時折みせる無邪気さに私はすっかり虜になってしまいました。話を聞くと裕平は最近母親と死別し、それが理由で落ち込んでおり(落ち着いていて見えたのはこれが原因だったのでしょうか)年上の自分としてはなんとかしてあげたくなりました。
そんな新人の二人が入ってきて三ヶ月が経ったころ、ある事件が起こりました。
東駐車場のトイレが何者かに小便などの汚物でま