キャバ嬢を愛して3

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2009-11-07

俺が心を決めてしまえば、離婚にはほとんど障害がありませんでした。
唯一、離婚後に生まれてくる子が戸籍上「俺の子」となるという点だけが面倒でしたが、
現行の法律ではどうしようもないことなので、気にしないことにしました。

「Eちゃん、『エンジェル』行くよ。今日は付き合えよなぁ?」

2月に入ってすぐ、ようやく仕事のペースが落ち着いてきた頃、
上司の「たーちゃん」こと田上さんに『春菜』の店に誘われました。
わざとらしい笑顔が「今日は逃がさないからな」と、言外に語っています。

仕事と離婚問題で忙しいという理由で、
しばらく田上さんの誘いを断り続けていましたが、それ以外に『春菜』のところに通うのに抵抗があったのも事実です。
千佳は本当に『春菜』の客でない俺と、付き合いを続けてくれるのか。
この時点ではまだ確信が持てませんでした。
彼女が俺の気持ちがどれぐらい本当なのか知りたがったように、
俺も彼女の気持ちを

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