キチク
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私は渚というものです。29歳で子供はいませんが3つ年上の夫がいます。通販雑誌のファッションモデルをしていたこともあるのですが、正直なところ自分に自信はありません。雑誌を見た方にはかわいいとか言われることもあるのですが、自分のどこがかわいいかがわからないのです。
そんな私が昨年の夏に体験した出来事です。ファッションモデルをしていた時には撮影でよくワンピースを着ることが多く、その日も花柄のワンピースを着てショッピングに出かけていました。この日は夫は北海道のほうへ出張だったので、ご飯の用意などをする必要がなくて自由な時間でした。好きなお店で雑貨や洋服をお買い物して、夕方になったので自宅へ帰りました。
最寄りのバス停で降りると自宅は歩いて5分もかからないところですので、歩いていると、後ろに気配を感じました。近所での変質者情報はなかったはずなのにと思いながらも気配を気にしつつ歩いていました。すぐに自宅につきホッとして買い物したものをしまってりしていると、インターホンが鳴りました。出てみると宅配便のようでしたので鍵を開けて対応しようとしました。しかし、これが宅配便ではなかったのです。