夏休みの午後

開く
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学校のプール遊んだ帰り道、友達と別れ一人で歩いていた。古い文化住宅が並ぶ前を通りかかったとき、
一匹の猫を見つけた。近寄ると路地裏に逃げていった。僕は猫のあとを追うように路地へと入った。
空き家が多く、ほとんどの家は雑草に覆われ、窓も締め切っていた。猫は一軒の庭先にいた。
その家だけは人が住んでいるようで、開いた縁側の窓のカーテンが揺れていた。
路地から猫を見ていたら、男が顔を出した。僕を見ると、こっちへ来るように手招きした。
男の前に行くと、「僕、コーラ飲むか?」と聞いた。頷くと冷えた缶のコーラ持ってきた。
受け取ったあとお礼を言いって帰ろうとすると、「ここで飲んでいきな」と言った。
仕方なく缶を開けると中身があふれ出して、Tシャツと半ズボンが濡れてしまった。
男は「あーあ」と言い、強引に僕を部屋に招き入れた。

部屋はすごく散らかっていて、扇風機が勢い良く回っていた。床には雑誌が無造作に積まれていた。
それがポルノ雑誌だと僕にも分かった。
男はティッシュ


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