酔って帰った妻
----/--/--
「ん・・・っ」
暗がりに響く、くぐもった女の声。
熱く火照った体に、疼く下半身、くすぐったさと気持ち良さが交互に押し寄せ、引いていくさまはまるで波のようだと思った。
快楽というにはあまりにも弱い刺激がぞわぞわと背筋を這いずり、ある一点を焦らすかのように掠める。
反射で、びくりと体が跳ねた。
「はっ・・・はっ・・・」
「あ・・・起きたぁ?」
ぎし、とスプリングマットレスが軋む。
薄く目を開ければ、暗がりにぼんやりと浮かび上がる黒い影。
それは自分の股間で、もぞもぞと忙しなく頭を動かしている。
「起きるに決まってるだろ・・・っ疲れてるんだから、寝かせろよ・・・!!」
「えー・・