酔って帰った妻

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「ん・・・っ」
     
暗がりに響く、くぐもった女の声。
     
熱く火照った体に、疼く下半身、くすぐったさと気持ち良さが交互に押し寄せ、引いていくさまはまるで波のようだと思った。
     
快楽というにはあまりにも弱い刺激がぞわぞわと背筋を這いずり、ある一点を焦らすかのように掠める。
     
反射で、びくりと体が跳ねた。
     
「はっ・・・はっ・・・」
     
「あ・・・起きたぁ?」
     
ぎし、とスプリングマットレスが軋む。
     
薄く目を開ければ、暗がりにぼんやりと浮かび上がる黒い影。
     
それは自分の股間で、もぞもぞと忙しなく頭を動かしている。
     
「起きるに決まってるだろ・・・っ疲れてるんだから、寝かせろよ・・・!!」
     
「えー・・


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