男の闘い(宮大工番外)
2008-11-17
年代的には、宮大工氏が三十代半ばのお話である。
この頃の宮大工氏は仕事に趣味に燃えまくり、非常にアグレッシブだったと言う。
それでは、お聞き頂こう...
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十年程前、親方の親友でやはり宮大工の棟梁であるKさんが
病気で倒れてしまった時の事。
親方とおかみさんは急遽お見舞いに行き、俺は親方の代理で現場を取り仕切った。
三日ほどして親方達は帰ってきたが、
Kさんの所の手が足りなくて非常に困っているので、
俺が助っ人として行く様に親方から頼まれた。
俺は自分の仕切っている現場を親方と晃を中心に引き継いでもらい、
地元から千キロ近く離れているKさんの所へと向かった。
kさんは非常に古風な親方で、弟子達も常時ぶっ飛ばされたり小突かれたりして
指導されているらしく、俺が事務所で挨拶した時にも皆おどおどした印象だった。