ヴァー〇ン禁区 2
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「佳〇子さんも来てくださいね」
クリスマスのミサに出たのはほんの偶然でした。
女学校で一個先輩だった花村幸恵さんは同じ女性でも、清楚というか、知的で明るい顔立ちが印象的な人でした。
ジーンズに紺のセーターと普段着で出かけた教会。
花村さんはグレーの修道服で決めていました。
花村さんのオルガンで賛美歌を歌い、散会でしたが、
「少しお話をしていかない」
と、部屋に呼ばれました。
女学校とはいえ、進学校で、お勉強の話をしていると、ふと、花村さんが取り出して見せてくれたのは、天狗のお面でした。
「これで想像しているの」
花村さんは、出家するらしい。
「あなたも入信する。ヴァージンなのでしょう」
「え、あの、それは」
ジーンズの下に下着はつけていませんでした。
「シス