なぜ女は恨みをいつまでも忘れないか
2013-07-19
パートナーとケンカをするたび、昔のことをほじくり返されてネチネチ言われる。そんな思いをした男性は多いのではないでしょうか。
なぜ女性は根に持つのか。それは、嫌な思いをした記憶を忘れては困るからです。「子を産み・育てる性」である女性は、基本的に自分と自分の子どもの身を守ることを第一に考えます。自分に与えられた危害を忘れてしまうと、また同じ人に嫌な思いをさせられるかもしれません。2度と同じ目にあわないために、嫌な記憶を脳に留めておくのです。
女性の脳は、不快な思いを大脳皮質という部位で処理するようにできています。大脳皮質は、理性、知性、言語といった高度な脳活動を司っているところです。女性は大脳皮質でネガティブな感情を捉えると、その感情を言語化し、長期記憶として蓄えます。
一方、男性は感情を脳の中心の扁桃体という器官で処理します。そこが司るのは短期記憶。だから、すぐに忘れてしまう。いうなれば、女性の脳は感情をどんどんため込むバケツで、男性の脳は感情を網目から素通りさせるザルです。そして、女性のバケツはいつか水があふれ出