ミスコン出場を断り続けた本物の美女
2019-08-31
僕には長い間ずっと憧れ続けている人が居た。
18の時、初めて彼女を見たときの衝撃は今でも忘れられない。
僕は群馬の片田舎で生まれ育ち、県内ではそこそこ名の通った桐生高校へ進学した。
しかし、やってもいないカンニングの疑いを掛けらたことが発端で
教師と揉めて高校を中退してしまった。
それからは絵に描いた様な転落人生だった。
彼女と出会った18の頃は、
ちょうど東京の田町駅近くにある金融屋で働き出したばかりだった。
あれは債務者の店へ取り立てに行った時だ。
店の扉を開けた瞬間、
「帰れ、帰れ、無いもんは返せねええんだよ!」
罵声と共に突然、液体を浴びせられた。
「くっせええ、なんだこりゃあ」
後で分かったことだが、
かけられたのは腐った残飯塗れの汁だ。
独特の臭気と液体の異様さに驚き、