まちができたころに

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 僕はタツオ。4歳でした。

 そのころ、僕が引っ越してきた新しい街には保育園などがなくて、週に数回集会所に同じ年ごろの子どもたちが集まって、お遊戯やお勉強をしていました。

 ふだんは近所の仲のよい男の子四人が、メンバーの誰かの家に集まって遊んでいました。

 その日は、メンバーの中で一番大きな家に住んでるリュウくんの家で遊んでいました。
 「リュウ!」
 リュウくんのママが、僕たちのいる部屋に来ました。
 「ちょっとママ、おばさんに呼ばれたから出かけてくるわ。みんなでお留守番してて。」
 「はーい!」
 僕たちはリュウくんのママが自動車を運転して出ていったのをお見送りして、部屋に戻りました。
 するとリュウくんがニヤニヤしながら言いました。

 「さあ、ママがいないうちに、みんなでチンチンさわって遊ぼうよ!」
 「チンチンを……さわって遊ぶの?」
 ショウくんとハルくんが変な顔をしました。するとリュウくんはリビングの床にあおむけに寝て、ズボンとパンツを


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