初めての不倫体験⑨
2009-04-12
次の日、通常通り出勤した。
心配はしていたが、恭子はちゃんと出勤していた。
私を見た瞬間、恭子は走り寄って来て言った。
『昨晩は本当にお世話になりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません』
『いやいや、大丈夫ですよ。いつもの接待と同じですから』
笑いながら言った。
『渋滞しているタクシーに乗っていたのは覚えているんですが...』
ちょうど眠りについた頃から覚えてないらしい。
大丈夫、大丈夫、と私は慰めた。
そして他の男子社員がゾロゾロと出勤してきたので、恭子との会話をストップさせた。
昨晩タクシーに乗っていた女子社員が出勤するなり、上司と私にお礼を言いにきた。
あんなに毒を吐いてたとは思えない天使の笑顔だ。
営業の為に外出して戻ってきたのは17時過ぎ。
コーヒーを入れていると、恭子がやってきた。
そして目の前の棚に小さく折り畳まれた紙を置いて、棚のファイルを取って行った。
チラリと恭子を見ると、『うん』と頷く。