メグミの場合
2004-09-22
わたしはメグミといいます。苗字は…申し訳ありませんが、
勘弁してください。
自分の生き方を捻じ曲げられる出来事に遭遇してから、も
う6年も経ちました…いえ、過去形で言うのは間違っていま
すね。それは、今でも続いているのですから…
当時のわたしは12歳。地元の市立小学校に通うごく普通
の小学校六年生でした。わたしには、この時大学3年になる
兄がいるのですが、年が離れている割には仲よしでした。ど
ちらかというとわたしが一方的に甘えてわがままに振舞って
いた、という方が正しかったですけど。
その年、A大学の教養学部を春に修了して本校に通う様に
なった兄は、松岡(仮名)という経済学教授のゼミを選択し、
程なく松岡ゼミの友達を家に連れてくるようになりました。
人見知りをしない方だったわたしは、すぐにその人たちとな
かよくなり、まるでわたし自身が松