愛したひとが実の妹だった ~バトルアクション編~
2007-08-21
2時間後、カタメタワーに到着しました。
貴裕と綾香さんは、ぎゅっと手を繋ぎ、玄関に向かいました。
当然正面玄関はカギがかかっていました。 ビル全体が暗かったのです。
貴裕のPHSに着信がありました。
「お疲れ。正門の左側脇の通路の奥に警備員用の非常口がある。
そこ開けといたから、そっからはいれ。」
善次郎さんからの指示でした。
「おいっ!それからどうすりゃいいん、、、、、、、、切れた。」
貴裕がしゃべり返す間を与えず、善次郎さんはすぐに電話を切りました。
貴裕と綾香さんが中に入ると、目の前は長い廊下になっていました。
10mくらいの廊下は、4つくらい部屋のドアがありましたが、どれもカギがかかっていました。
やっと一番奥の部屋の左側のドアだけは開きました。
ドアを開けると、さらに30mくらい廊下が続い