不憫な姉
2010-02-05
生後まもなく母が他界。
多少厳格で一般的であろぅな父と、8歳離れた内向的な姉と三人家族でした。
幼い頃、母親代わりを務めてくれてた姉と一緒に寝ていたのですが、夜中に姉が居なくなる事があり、襖隔てた隣、父の寝室から姉の呻き声…。
幼心に何も分からず、恐くて、覗きも尋ねもできず…。
独り部屋になり、俺が男と女の何なのか理解できる年頃になっても、俺に気づかれぬよぅ、コッソリ続いていたであろう父と姉…、確認もせず、確認したくもなく、何事も無い様、普通に暮らしてました。
そんな折、俺が高2の夏、突然に父が他界。
姉は既に社会人でしたが、共に祖父母の所へ。
就職も決まり、高校卒業と同時に俺は独り暮らしを決意。
引っ越し前夜、俺の部屋を覗きに来た姉。
決して美人ではないが…それなりにモテそぅなのに結婚も、男の影さえ見えず、祖父母と同居を続ける姉に、初めて亡父との事を尋ねました。
姉は『当然