自分とKさんの授業中の戦い(オシッコ的な意味で)
2015-03-28
あれは高校1年の冬の日。
5時間目の数学の授業が始まって10分後、自分は後悔していた。
トイレに行きたくなってしまったからだ。
どうして休み時間に済ませておかなかったのか。
高校生にもなって「先生、トイレ!」は恥ずかしい。
しかも数学の先生は、厳しいことで有名だ。
なんとか我慢するしかない。
そう心に決め、自分と膀胱との戦いが始まった。
授業開始から20分。
尿意はだんだんと強まっていく。
このまま最後まで頑張り通せるのか。
不安と恐怖が心に広がっていく。
と、その時だった。
隣の席に座るKさんが、自分にノートの切れ端を渡してきたのだ。
一体何だろう?
疑問に思いながら切れ端を見ると、そこにはこう書いてあった。
『○○君もトイレ?』
バレてる!
身近な女子にトイレに行きたい事がバレてる!
恥ずかしさで心がいっぱいに