裏庭で雨宿りしていたずぶ濡れの少年と

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2019-06-20

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昨年の夏、蒸し暑い昼過ぎでした。
雷の音がしたかと思ったら、急にバラバラと音を立て激しい夕立ちが降ってきました。
しばらく降り続く雨音を聞いているうち、洗濯物を干したままなのを思い出しました。

(大変!)

そう思って、裏庭の物干し場に出てみると、軒下に男の子が立っていました。

「あら、どうしたの?」

声をかけると、「濡れちゃって・・・」と困った顔をしています。
あどけない顔の少年が、全身ずぶ濡れで立ち尽くしていました。

「まぁ可哀想に。傘を持ってなかったのね」

私はまだ高校生らしい男の子が可哀想になって縁側に招き入れました。
近くの高校に通っていると話す少年は下校途中だったらしくて、タオルを渡して頭を拭いた後も服はすっかりびしょ濡れ、ポタポタと袖の先から雫が垂れています。

「まぁ大変!中までドボドボじゃないの?乾かさないと風邪引くから」

少年に上着を脱ぐように言いました。
下のカッターシャツもズボンもすっ


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