タカシとサヤカ
2013-02-17
タカシは扉を開けて振り返った。
「なんかお土産いる?」
「ん~、なんかスッキリした飲み物があれば嬉しいけど、、」
サヤカは笑顔で答え、申し訳なさそうな声で言葉を続けた。
「ごめんね、買い物押し付けちゃて」
「別にいいよ。体調悪いなら寝とくんだぞ。せっかくのハネムーンなんだから。じゃあ行ってくる。」
――――――
タカシとサヤカは学生時代からの同級生でした。
何年もの交際をへて、2人はついに結婚する事になりました。
そして結婚旅行で2人は海外に来ました。
到着した日の夜、
会社の人や家族へのお土産を見に行く予定でした。