女装で女子よりも可愛くなった学生時代の僕・前編
2022-03-28
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僕はゲイでも性同一性障害でもない普通の男子でしたが、容姿が華奢で甲高い声質だったせいで、よく同級生に「オカマ」とか「オネエ」と言われ、馬鹿にされていました。
高1の時、文化祭の準備をしていた放課後、クラスでする演劇の女物の衣装を男子たちに無理やり着せられ、お姫様の衣装で学校中を連れ回されたことがありました。
安物のサテン生地で作られたドレスに、金髪のウィッグを被った僕の姿は意外にも周りの女子からの評判が良く、「可愛い」とか「本物の女の子みたい」と言われ、内心嬉しい気持ちがしました。
しかし、男らしくない容姿にコンプレックスを抱えていた僕は、嬉しさを表情に出さないようにしていました。
その出来事から僕の女装は校内で有名になり、文化祭が終わったある日、1度も会話をしたことのない服飾デザイン科の女子たちに声をかけられました。
彼女たちは俗に言うヲタク系の女子で、僕に似合う洋服を着せたいから一緒に来るように誘われました。
僕は断ろうとしましたが、強引な彼女たちに押し切られてしまい、彼女たちに付き