田舎の体験
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今から50年以上前の北関東の片田舎でのことです。小学5年生だった俺が伯父さんの家には夏休みに二週間近く泊まりました。そのとき、近所の知り合いの農家に遊びに行きました。
藁葺き屋根や簡易な板ポットン式の汲み取りのトイレ、週刊誌での拭き取りなど東京では温水洗浄便座などなくても、さすがに和式でも水洗トイレでした。また、藁葺き屋根は東京にも減りつつありました。
寝室には蚊帳、風呂はポンプで汲んだ井戸水を薪で沸かすタイプでした。東京でも当時は蚊取り線香が主でした。また、風呂もプロパンガスのバランス釜でしたね。
東京でもクーラーはなくて、冬場はストーブですが、もちろん、そこはクーラーなどなく、冬は囲炉裏や薪ストーブでした。
その知り合いの家で遊んでいると、そこには綺麗なお姉さんがいて、多分二十歳くらいだったと思います。
午前中から炎天下でいろいろと遊んでいたら、汗でびっしょりでした。するとそのお姉さんが盥に水を張ってくれていて、
「水浴びでもして、汗流してからだ冷やしなさい。それから昼飯にしましょう