変態親父の回顧録
----/--/--
お袋が死んだ。
脳に腫瘍が見つかってから3か月半で逝った。
腫瘍というのは恐ろしいモノで、今日出来ていたことが明日には出来なくなったり、子供時代に戻ってしまったり、昼夜が逆転したり…
深夜にあちこちに電話掛けて起こされたり周りに迷惑が及び始めていた。
親類の叔母などと相談をして順番で泊まり込みで介護する運びとなった。
昼間は仕事をし夕飯から朝まで付き添う生活が始まったのだが中々どうして思うように行かず夜中の3時に「晩御飯作らなきゃ」と起き出して来るのを
添い寝をして布団の上から赤ん坊を寝かしつけるようにさすってあげたりしていた。
ある夜、隣の部屋で仮眠をとっていると、同じ布団に人の気配を感じた。
「まあ、いつもにように寝かしつければいいや」と迎え入れた。
一つの布団に包まれて枕も一つしか無いので腕枕をして私の胸で寝息を立てるまで付き合う覚悟で天井を眺めていた。
「貴方…」
かすかに寝言らしい声が聞こえてくる。
「あなた……」
聞