キミ想フだけで
2017-06-06
http://story2.ichaos.me/index.cgi?mode=novel_index&id=teru0530&nvno=1&view=1#gsc.tab=0
どこから、どこまで?
僕は長い夢を見ていた。いや、そんな気がしただけであって本当は現実の話だったのかもしれない。そんな不思議な感覚だった。
起きて2.3秒後に目覚ましの音が慌ただしくなり始めた。僕は基本目覚ましと同じ時間に起きる。起きようとして出来るものではないが、なぜかその瞬間に目が覚めてしまうのだ。
目覚ましの音を止めて、一つあくびで立ち上がった。寝起きが悪い方ではないが、夢の見すぎか少し頭がクラっとした。疲れが取れていないのが自分でもわかる。
いつも通りの時間に起きて、少しスマホを確認して1階に降りた。
下に降りると、いつも通り麻衣は起きていた。手慣れた手つきで洗い物をしている姿が目に入る。
こちらに気づいたのかニコッと笑って朝の挨