帰省

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  父の新盆で田舎の実家に帰省していた。

 「お盆中なのに今日も試合なのかい」

 「仕方ないじゃん。命短しなんとやらだよ」

 「蝉の命は短くてともいうよなあ」

 姪のまゆはもう高校生。

 「試合に連れて行ってやってくれよ」
 
 「え。いいのか」

 いい年こいているが未だ独身の俺。

 年齢の離れた兄は真顔で

 「お前は何もしねえさ。わかってるんだよ」

 なんともかみ合わない会話だった。

 しかし、きゃしゃな娘っ子だなあ。いちおう、ノースリーブに白いミニのプリーツスカート。アンダースコートはフリル付きだった。

 試合のほうはというと姪っ子のまゆの必死のチアにもかかわらず5回コールド。

 車で送って行ったはいいが午前中も早々に帰宅する場面となってしまった。

 その日の午後。

 暑いから風呂にでも入ろうかな。

 脱衣所の扉を開けふと見るとカゴの中にはチア衣装の一式が入っていた。

 何気にフリルの


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