コタツの中で妹にイタズラしていた従弟と

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2022-10-17

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外は雪が降り積もっている。
谷合の村なので、空は山に切り取られて少ししか見えない。
妹のさと子とあたしは、やぐらコタツに入ってごろごろしていた。
すると、そーっと、障子が開いた。
音はしなかったけど、冷たい風がさぁっと入ってきたからわかった。

「たいっちゃんやろ?はよ閉めて、さぶい」

あたしは本を読みながら言った。

「めっかった」

てへへと笑いながら、従弟の太一(たいち)が部屋に入ってきた。

太一「何してんの?」

私「なんもしてへん」

あたしはつまらなさそうに言った。

太一「入ってええか?」

コタツのことを言っているのだ。

私「さと子、入れたり」

さと子「えーっ、なおこ姉ちゃんの方に入りいさ」

私「いけず言わんと入れたり」

さと子「もう・・・」

さと子はしぶしぶ太一に場所を空けてやった。
あたしは『坊っちゃん』の続きを読むことにした。


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