狙われた妹(稲刈り)

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2004-08-09

米の収穫時期になると、家族では稲の刈入れ作業を賄いきれなくなる為、
近隣の村から人手を借りる事が恒例となっていた。
無論、稲の収穫時期は何処も同じで、面接などをせず人夫を雇うわけであり、
近隣から来る人夫の中には正直に言ってあまり素行のよくない人も含まれます。
両親も快くは思っていないみたいですが、忙しい時はそんな事も言ってられ
なかったようです。
母親は特に注意するように言っていました。

僕は来年高校受験を向かえる為、稲刈り作業を免除されたものの、代りに
穂乃香(妹)の面倒を見ることになったのです。
みんなで昼食を済ませて、私が妹の宿題を見ていると突然あの要注意人物の
一人が僕達の部屋の前で立ち止まり、
「坊ちゃんは仕事も手伝わんと勉強か?ええなぁ~!・・・あっ便所どこや?
  昼飯喰うてから腹痛くてな」
「トイレなら、その廊下のつきあたりにありますけど・・」
と僕が言いかけた

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