100歳現役サラリーマンの“働く理由”
2013-07-07
100歳現役サラリーマンの“働く理由”
新刊JP - 2013年07月06日 23:00
サラリーマンとして働いていれば、65歳で定年退職して引退か、再雇用でもう少し働くか・・・そんな感じに将来を思い描いているだろう。ところが、100歳で現役のサラリーマンのおじいさんがいるのだ。
100歳を超えてもなお現役サラリーマンであり、本書『100歳、ずっと必要とされる人』(福井福太郎、広野彩子/著、日経BP社/刊)の著者でもあるのが福井福太郎氏だ。福井氏は、1912年(明治45年)生まれ。当時はトヨタ自動車も松下電器もソニーもまだない時代。11歳で関東大震災も経験している。
1936年、大不況のまっただ中という時代背景。正妻の子ではなかったという事情も影響し、銀行の就職試験に失敗。大学卒業後は、慶應義塾大学の助手、軍人、毛皮の商売、親友が立ち上げた望月証券(現在はみずほ証券に合併吸収)の幹部、その子会社の法人金融の会社の幹部、そして現在働いている東京宝商