優しい亜紀さん
2013-11-17
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高校に入ったばかりの頃、僕は熱を出して近くの医院に行った。
その医院の受付では僕の家のすぐ近所の佐藤さんのお嬢さん“亜紀さん”が働いていた。
たぶん10歳ぐらい年上のはず。
彼女は高校生ぐらいからきれいになり、いつしか僕の憧れの女性になっていた。
原因が判り、根治するための治療をすることになった。
主に投薬治療だけで良いが、完治までに1月以上かかるとのこと。
治療の途中でまた発熱など症状が悪化すると治療は一からやり直しになるので注意が必要。
発熱する前に体にわずかな発疹が1週間ほど出るので、自分で見つけてすぐに病院に来れば大丈夫とのこと。
医者がその発疹のサンプル写真を見せてくれた。
その写真では腕に特徴的な色合いの発疹が出来ているらしいが、僕には見分けがつかなかった。
なんと僕は色弱だったのだ。
ふつうの色は識別出来るのでこれまで気がつかなかったが、薄い着色だとわからないようだ。
それでは自分で調べることはできない