免許センターのトイレで狂ったように愛し合った

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2015-03-13

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彼と出会ったのは去年の秋、県の免許センターでした。
私は20代後半。
彼は年上で40に手が届く頃でした。

免許センターの献血室で休んでいる時、たまたま近くに座って話をしたのがきっかけでした。
彼は長身で、メガネをかけたインテリタイプ。
既婚者でしたが、真面目で優しそうな外見でした。
声はやや低音で聞き取りやすく、頷きながら話を聞いてくれる彼。
外では引っ込み思案だった私が、いつの間にか夢中で話をしてしまうほど聞き上手でした。

同じ時間に免許を受け取るので、免許を待つ間も並んで座りました。
待合室はソファー式の5人掛けの椅子でしたが、私の隣に座る彼。
最初はゆったりと座っていたのですが、反対側にやや身体の大きな男性が座り、自然に皆が詰めて窮屈になりました。
一番端に座っていた私が椅子から落ちないかと心配していると、彼がスッと腰に手を回して支えてくれました。

(あ・・・)と思ったときは彼が微笑んで、「大丈夫ですか?」。


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