帰ってきた蛍と宮川三郎少尉 ねずさんの ひとりごと

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2015-06-19


カートプロモーション・プロデュース『帰ってきた蛍』を一昨日、観劇させていただきました。

数年前にも観劇させていただいているのですが、今回行ってみたところ、劇全体がものすごくパワーアップしていました。
もう最初の出だしから泣けて泣けて。
物語は、ご存じの方も多いと思いますが、特攻で散華されたあと、富屋食堂にホタルになって帰ってきた宮川三郎少尉の実話です。

知覧で、宮川少尉が、同級生と再会します。
その同級生は、あとから知覧にやってきますが、先に出撃命令が出ます。
出撃するということは、死ぬということです。
「俺もすぐ行く。靖国神社で会おう」そう言う宮川少尉に、その友は静かに言うんです。
「俺は先に故郷の小千谷に行くよ。そこでお前が来るのを待ってる。靖国には一緒に行こう」
「わかった。すぐ行くからな」
「すぐに来なくていい。貴様はゆっくり来い。何年でも俺は待っているから」
これは泣かされました。


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