蒲田での一夜

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ある飲み会の幹事を引き受けた。
飲み会の名目は専門学校を卒業して３カ月、それぞれ社会人としてどんな感じか近況報告をしようというものだった。

場所は専門学校があった蒲田駅にした。皆ストレスが溜まっていたのかハイペースでお酒が進む。俺は幹事だったこともありあまり飲まないようにしていた。話が尽きることなく終電の時間が近づいてくる。皆慌てるように順々に帰っていく。そして最後の一人がトイレから帰ってきたら俺も帰ろうと思っていた。

しかしなかなか帰ってこない。その子の名前は星野朝美ちゃん(仮名)としておこう。俺の終電も近づき焦り、店員さんに確認に行ってももらうことにした。しばらくするとふらふらになった朝美ちゃんを連れてきた。どうやらトイレで寝てしまったらしい。

とりあえず店を出たが、朝美ちゃんは一人で歩ける状態じゃなくおんぶして駅に向かう。まぁこんな状態で終電に間に合うわけもなく、どうしようかと途方に暮れる。

そんな時場所柄ラブホテルが目につき、流石にまずいと思いつつ自分も休みたかったの