何をやっても勝てなかった同級生の母親と

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2021-10-30

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俺には小学校のときからどうしても越えられない“壁”があった。
同級生の『山下(仮名)』だ。

山下はスポーツ万能。
テストもいつも100点か、それに近い点数。
人望もあって、毎年学級委員で、小6は児童会長、中3は生徒会長。
別々の高校に行ったが、そこでも成績優秀で、現役で超難関の有名私立大学に入った。

俺はというと、スポーツも勉強もそこそこできたが、いつも中くらい。
学級委員の選挙は落ち続け、中学3年の時は山下生徒会長の下で書記をさせてもらった。
高校は受験に失敗して三流校へ。
大学受験もすべて不合格となって浪人生活が決まった。

俺は悔しかった。
いや、実際はそれを通り越して諦めの境地に近づいていた。
あの日までは・・・。

うちが貧乏なため、俺は自宅で浪人することになった。
しかもアルバイトをしながら。
アルバイト先に選んだのが、時給がいい宅配便の配送係。
平日の何日間か


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