喫茶店の美人ママ・第3話
2019-02-19
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宮岸さんは15分ほど走った所にあったショッピングモールの駐車場で車を停めた。
「大丈夫・・・?」
宮岸さんは先程とは別人のような優しい口調で俺に言った。
「正直・・・何がなんだか分からないです・・・。でも俺が原因なのは分かります・・・」
「こらこら、◯◯君は何も悪くないわよ。あの二人が馬鹿なだけよ。いい年した大人の女が子供みたいに・・・ほんと呆れた・・・」
俺は何も言えなくなってしまった。
ただ、じっと足元ばかり見ていた。
「あの二人はね、昔からずっとああなのよ・・・」
宮岸さんが静かな口調で語り始めた。
「一緒に居たらわかると思うけど、智美は昔からすごく真面目だったの。曲がったことが嫌いで頑固でね・・・。おまけに躾に厳しい家庭で育ったらしくて、やけに規則とかマナーにうるさい子だったよ」
俺は宮岸さんの話に聞き入っていた。
「それに比べて◯◯(東条さん)は・・・なんて言うか自由奔放で大雑把で、とにかく遊び好きでね・・・。でも智美