鬱病SEと山のお話
2006-07-30
鬱病SEと山のお話 1
システムエンジニアをやっていた知人。
デスマーチ状態で、残業4-5時間はザラ、睡眠時間は平均2-4時間。
30過ぎて、国立受験生みたいな生活に、ついに神経性胃炎と過労で倒れ、
そのまま内科で軽度の鬱病と診断された。
会社も流石に悪いと思ったのか、5日間の休暇と、賞与を結構たっぷりくれたらしいが、
彼は本格的に鬱病になりかかっていたらしい。
やったことがある人はご存じの通り、鬱は気晴らしや運動などで直ってしまう場合もあるが、
鬱病は、れっきとした神経伝達異常で、幸せを感じる回路が接続不良、
不安や悲しみ回路が増大という状況で、コメディー話を見てすら悲しく、
落語を聞いても悲しいところだけクローズアップされてしまうといった有様なのだという。
知人は、休暇が取れたことで、またあのデスマーチの職場に戻る恐怖感が一層増してしまったらしい。
自殺という単語すら時折頭をかすめ、気が付くと、愛車のジムニ