深夜のHELP
2007-11-27
最初のメールを受信したのは11時を廻った頃だった。
眠りに就こうとする中、機械音が耳元に届く。「誰やろう?こんな時間に…」と思いながら携帯を手にした。
送信者はアヤ。前の会社での良きライバルであり戦友だ。彼女との付き合いはもうかれこれ10年に及ぶ。
2人で買い物や食事にも出掛けたりする間柄だが男女の仲でない。気兼ねない本当の意味での親友である。
アヤは美人ではあるが負けず嫌いで少々きつめの性格。きつめと言うよりは男勝りと言う方が似合っているかもしれない。
そんなアヤからのメールは「今、Aちゃん(会社の後輩)と飲んでるんだけど今日、泊まっても大丈夫?」といった内容だった。
俺はいつもの事だと思い何の躊躇も無く「OK」と返信をした。
俺の家は繁華街のマンション。仕事で朝が非常に早いので利便性を考えて賑やかな街の中に住んでいる。
そんな俺の家には友人たちが度々ホテル代わりにやってくる。もちろん終電が無くなった後に酔ってやってくる訳である。
もちろん男性が殆どだが中にはアヤの