妻を常務に預けてしまった(2)
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妻を常務に預けてしまった(2) 龍 晃一
妻から携帯にメールがあったのは夕方になっていた。
「〇〇デパートの駐車場に18時頃に来てほしい」
雅子とパートの地下駐車場に車を停めて、メールした。
すぐに携帯が鳴った。
「6階フロアーで待っています。荷物があるので来てくれない」
6階のブランド品の売り場のベンチで大きな荷物を抱えきれないくらい持って待っていた。
雅子が、
「ママ、迎えに来たよ」
「ありがとう。パパとお利口さんしていた」
常務が雅美を気に入ったことでエルメスのバックや洋服と下着セットや宝石まで買ってくれた。
「1日で200万円も使わせてしまった」
と笑顔があった。
その意味は、私に魅力があったからと言いたげである。荷物を抱えて駐車場に降りた。雅子がいるので変な質問も出来なかった。
荷物を車に積み込み、デパートの18階の食堂街で食事をして家に戻った。
雅子は昼間の疲れもあ