痛風 食事・酒の量を控え水分をとる

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2012-05-24

足の指に激痛が走る。でも数日がまんしたら治った――。こんな経験をした方はいませんか。もしかしたらそれが初めて経験する痛風の発作かもしれません。

 痛風のバロメーターは尿酸値だ。体内に残った尿酸は体温の低い指先などの関節内で尿酸結晶となる。この尿酸結晶が雪崩のようにはがれると、白血球が異物とみなし、激痛を伴う発作が起きる。

東京女子医大付属膠原(こうげん)病リウマチ痛風センター所長の山中寿教授は「尿酸値の正常値は7以下。9を超えたら尿酸値を下げる薬を飲んだ方がいいが、その手前の人はまずはセルフケア」という。

 セルフケアで重要な点は五つ。まずは食事。食事に含まれるプリン体は体内で代謝されると尿酸になる。山中教授は「『あれを食べるな』というより、食べる量を減らせば摂取するプリン体の量も減る」。「質的制限より量的制限」との考えでメタボ対策にもなる。

 次にお酒。ビールはプリン体の量が多いというが、アルコール自体が尿酸値を上げる作用があるため、どんなお酒でも飲酒量を抑え

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