俺、本当にM先生と出会えて幸せでした その1
2014-01-10
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10数年前の高校時代の話。
長い割りに内容は大したことないかも。
当時、俺は特に暗いわけでもなく、かといってクラスの中心的存在でも無い、ごくフツーの高校3年生。
年相応に色気づいて身だしなみなんかには気を使い始めていたものの、実際に女と話をするのは苦手(赤面症)という奥手な高校生だった。
異性を巡る華やかな出来事には縁がなく、不満はないけど満足感には欠ける。
少なくとも青春真っ盛りという生活とはかけ離れた毎日を過ごしていた。
一方、勉強面はと言えば、私立で一応進学に力を入れていた学校だったから、そっちの方面はそれなりに忙しかった。
特に3年になると正規の授業の他に『補講』と呼ばれる週2回放課後に実施される受験対策の補習が始まって、補習当日は特別な用事のある生徒以外は各自が事前に選択した科目を受講することが半ば義務付けられていたりもした。
その補講で俺は英語と古典を選択していた。
大抵は主要教科である英語や数学、あるいは社会や理科の選択科目を組み合わせ