パーティーで・・・

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2006-03-31

雄一と優香との出会いは強烈だった。

大学の午後の授業が休講になったある日、ゼミ仲間の悪友、啓太と茶店で一服していると、啓太が声をひそめていった。

「雄一、今からちょっとしたパーティーがあるんだけど、行くか?」

ニヤリと口の端をゆがめて笑う。彼らの間でパーティーと言えば、
女がらみに決まっている。それも、最後まで、のパーティーだ。

「どんな娘が来るんだ? デブ・ブスはご免だぜ。向こうも二人か?」

「へっへっへ。そいつは行ってのお楽しみってことで。」

「なんだよ、怪しいな。」

「心配するなって! 鼻血もんだぜ、今日は。じゃ、テルするから、ちょい待ち。」

啓太は携帯でどこかに電話をかけると、あとはただにやにや笑ってばかりで、何も教えてくれない。
?マークをいくつも浮かべる雄一だったが、啓太の様子から、かなり期待できそうだと感じ、黙って待つことにした。

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