これ何てエロゲ?

開く
2011-12-27

人っちゅうもんは今も昔も純粋な恋の話に胸ときめかすものです


神田にある紺屋に勤めている染物職人、久蔵。
11の年から親方に奉公して、26となった今でも遊び一つ知らず、まじめ一途に働く好青年だ。その久蔵が、なぜか三日前から患って寝込んでしまっている。
心配になった親方の六兵衛が尋ねてみると、返ってきた答えはなんと「お医者様でも、草津の湯でも…」。

「恋わずらいか!?」

親方仰天。詳しく話を聞いてみると、三日ほど前に友達づきあいで吉原に行き、話の種だからと「花魁道中」を初めて目にしたという。
その時目にした高尾太夫のこの世のものとも思えない美しさに魂を奪われ、それから何を見ても高尾に見えるようになってしまった。
あんな美人と一晩語り明かしてみたいが、相手は「大名道具」と言われる松の位の太夫、とても無理だ…と、帰ってきたとたんにがっくり来て、寝込んでしまったのだというのだ。

唖然とした親方だったが「このまじめ一徹の男に、面と

お勧めの体験談