男友達と一線を越えてしまった夜のこと

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2017-08-10

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昔の話です。
名前は仮名です。

晩秋を迎え、肌寒くなっていた頃のこと。
その日の夜、いつものように男友達のハルキと馴染みの店で飲んだあと、話をしながら帰っていた。
ハルキは以前私が勤めていた職場の同期だった。
研修も配属先も一緒の社員は他にもいたけれど、私があの職場を去ってから以後も顔を合わせているのは、今となっては彼を含め2人だけ。

「研修のときにお世話になったヤマダさん覚えてる?春に結婚するんだって」

そう教えられ、私の頭の中にぼんやりと顔が浮かんだ。
(結婚していた人じゃなかったっけ?)と思い返したけど、聞くとバツイチらしい。

酔いに任せて「そうなんだ。筒抜けだね。あぁ、でもあんなに太っててハゲててもねー、結婚できる人は何回でも出来るよね」と言った私に、「相変わらず嫌いなんだな」とハルキは笑った。
そして、「あまりハゲをバカにしていると自分が痛い目に遭うぞ」と忠告された。

「ハルキくんだってヤマダさんのこと、『人遣いの荒


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