永遠の子供たち
2012-03-27
主人公は幼少期を孤児院で過ごした。
身寄りのない他の子供達と共に、日本でいう「ダルマさんが転んだ」に興じたりする日々を送った。
養父母に引き取られて孤児院を出てから十数年、主人公は夫と息子を得ていた。
息子は実子ではなく、養子。母子感染によりHIVを患っており、定期的に薬を飲まないと死んでしまう。
息子のような障害を持った孤児たちを対象にした孤児院を開こうと、
主人公はかつて自分が暮らした孤児院跡を訪れる。
主人公が出ていってからしばらくして孤児院は閉鎖してしまったので、
残された建物を買い取り、移り住んで夫と共に修繕を行いながら開園の日を指折り数えた。
息子は空想癖があるピーターパンが大好きな子。存在しない架空の友達と一人でよく遊んでいた。
子供にはよくあることだと思っていた主人公であったが、息子は孤児院に移り住んでからは、