【事務員①】

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肉感的でそそる身体つきの彼女は、なんとなく小池栄子に少し似ている。
何とは無しに同年代の女性より、服装も少し大胆でメイクも上手く目だつ存在だった。

彼女との初めては、社員旅行で私がかなりの酔っ払い、彼女に介抱してもらったのがきっかけだ。
どうも、酔った勢いで彼女に随分といやらしい事をしたようだが、不覚にも断片的にしか記憶がない。
後日、彼女に深くお詫びをしたところ「まぁ しょうがないですね、随分と酔っていましたから」と快くでもないが、事も無げに許してくれたのだ。

「でも、陽子さんはお酒が強いね」
「うふふ・・・わたし、夜も仕事してるんです」
「えっそうなんだ、じゃぁ酔っ払いの扱いはお手の物って訳だ」
「今度、課長もうちの店に飲みに来てください、サービスしますよ。」
「あはは、是非伺うよ。でも、うちの会社アルバイト禁止だから、他の人に言っちゃだめだよ。」
「は~い むふっ」

そのことがあってから、どれくらいたった頃だろう?接待があり、少し飲んだ頃だった。


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